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自得寺跡跡に残る木々に埋もれし御牧先生の墓 02/06
昔は、見晴らしの良いところだったのだろう
今は、木々が、視界をさえぎっている
木が、なければ、佐土原を一望できそうだった
墓は、ひっそりとたっていた
数個の小さな墓といっしょでした
一番大きなお墓が、先生の墓でした
他の墓は、お寺といっしょに移されたそうです
今は、訪れる人も少ないようだ
先生の一人になろうと、教え子を見守るという意思が、ここにとどまらせたのかもしれない
山越えて
視野に広がる
我が町は
かくも変われり
我知らぬ間に
寂びしきは
行く末案じ
山の上
木々に埋もれし
我が先達よ
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